“はつし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
發矢53.8%
発矢30.8%
発止7.7%
發止7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは勝誇つた自分の胸に、發矢はつしと許り投げられた美しい光榮の花環であつた。女教師が初めて口を開いたのである。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
と片手ながらに一揮ひとふりれば、さや発矢はつしと飛散つて、電光たもとめぐ白刃しらはの影は、たちまひるがへつて貫一が面上三寸の処に落来おちきたれり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
発止はつし、余は短銃ピストル高く
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
摺れ違ひ樣、例の一刀兩斷と思ふ小手へ、どこから投つたか、發止はつしと叩きつけたつぶてが一つ。
銭形平次捕物控:126 辻斬 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)