“一揮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いっき40.0%
ひとふり20.0%
いつき20.0%
ひとふ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、前の几案つくえを、一揮いっきに、両断して見せた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と片手ながらに一揮ひとふりれば、さや発矢はつしと飛散つて、電光たもとめぐ白刃しらはの影は、たちまひるがへつて貫一が面上三寸の処に落来おちきたれり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
吾人は今度の新舞台を以て人生最大の荘厳なる舞台たらしめむ事を期す。吾人の期望にして成らずんば、手に三尺の利剣あり、一揮いつきあにかたからんずる所ならむや。(了)
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
逆風を切ッて横薙よこなぎに一揮ひとふり、相手の胴へビューッと走ったは
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)