“ひとふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一振63.6%
一降27.3%
一揮9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老人ろうじんは王子の手を取って、つえ一振ひとふったかと思うと、二人はもう高いかべの上にあがっていました。王子はびっくりしました。この老人ろうじん魔法使まほうつかいにちがいない、と思いました。
強い賢い王様の話 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
河はもうこの一降ひとふりで水量みずかさを増していた。濁流が瀬の石に白い泡を噛んでいる。五条まで下がれば橋はあるが、範宴は浅瀬を見まわしてそこを渡渉こえて行こうとする。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
逆風を切ッて横薙よこなぎに一揮ひとふり、相手の胴へビューッと走ったは
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)