“水量”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みずかさ57.1%
みかさ35.7%
みづかさ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
関ノ藤川、牧田川、相川、杭瀬くいぜ川など、関ヶ原の曠野と盆地をうねる河川は真っ赤に濁り、滔々とうとうと、泡を噛んで太い水量みずかさを押し流していた。
大谷刑部 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
足下きみ同情どうじゃう多過おほすぎるわし悲痛かなしみに、たゞ悲痛かなしみへるばかり。こひ溜息ためいき蒸氣ゆげけむりげきしてはうち火花ひばならし、きうしてはなみだあめもっ大海おほうみ水量みかさをもす。
水量みづかさがぐつと落ちた川尻の塩と淡水まみづとの入り交るあたり、朝寒夜寒のきびしさに、ともすれば季節が後退りしようとするこの四五日、芦の切株に張りつめた薄氷のなかから
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)