“水量:みずかさ” の例文
“水量:みずかさ”を含む作品の著者(上位)作品数
林不忘2
国木田独歩1
国枝史郎1
小栗虫太郎1
ラデャード・キプリング1
“水量:みずかさ”を含む作品のジャンル比率
文学 > 文学 > 叢書 全集 選集4.8%
文学 > 英米文学 > 小説 物語1.7%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
水量みずかさの増した、河面をゆるく推進機スクリューが掻きはじめ、この神秘の男を乗せた、船尾灯が遠く雨脚のなかに消えてゆくのだった。
地虫 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
昨夜の大雨に水量みずかさを増した掘割が、明けやらぬ空を映してどんよりよどんでいる。
関ノ藤川、牧田川、相川、杭瀬くいぜ川など、関ヶ原の曠野と盆地をうねる河川は真っ赤に濁り、滔々とうとうと、泡を噛んで太い水量みずかさを押し流していた。
大谷刑部 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たっぷりと水量みずかさがあって、それで粘土質のほとんど壁を塗ったような深い溝を流れるので、水と水とがもつれてからまって、みあって、みずから音を発するのである。
武蔵野 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
雨に水量みずかさを増した早瀬も不倫の物語を笑うように流れている。
水量みずかさが増した。
「小舟は漂って行きました。水鳥の群の中を分け、一筋白い水脈みおを曳き。……そこで白拍子はうたいました。『鳥をわけて朝妻船も過ぎぬれば同じ水脈にぞまた帰りぬる』こうして堅田かただへ着きました。壺に涙が溜まりました。でまた湖水へけました。水量みずかさが増したと申します」
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
舟は唐崎へ着きました。誰か植えたる一つ松! 唐崎の松はびょうびょうと、夜風に鳴っておりました。が白拍子は船から出て、上陸しようとはしませんでした。山を越え、河を渡り、どうして京都みやこへ行かれましょう。一杯になった壺の涙を、湖水の中へ捨てました。と琵琶湖の水量みずかさが、一時に増したと申します。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)