“みずかさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
水嵩85.1%
水量11.9%
水層3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌日の新聞は、隅田川すみだがわの満潮と、川開の延期とを伝えた。水嵩みずかさが増して危いという記事は、折角せっかく翹望まちもうけた娘達をガッカリさせた。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
水量みずかさの増した、河面をゆるく推進機スクリューが掻きはじめ、この神秘の男を乗せた、船尾灯が遠く雨脚のなかに消えてゆくのだった。
地虫 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「ヘン嫌いどころか好きも好き、足駄あしだ穿いて首ッ丈と云う念の入ッたおッこちようだ。すこ水層みずかさが増そうものならブクブク往生しようと云うんだ。ナア内海」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)