“みづかさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
水嵩88.9%
水量11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日こんにち本所ほんじよは火事には会つても、洪水に会ふことはないであらう。が、その時の大水は僕の記憶に残つてゐるのでは一番水嵩みづかさの高いものだつた。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
くだり/\て次第に水嵩みづかさを増すに從ひ、この詛はるゝ不幸のみぞ、犬の次第に狼に變はるをみ 四九—五一
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
水量みづかさがぐつと落ちた川尻の塩と淡水まみづとの入り交るあたり、朝寒夜寒のきびしさに、ともすれば季節が後退りしようとするこの四五日、芦の切株に張りつめた薄氷のなかから
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)