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『独楽園』
ふりがな文庫
『
独楽園
(
どくらくえん
)
』
この書をわが老母と妻に 読書にも倦きたので、庭におりて日向ぼつこをする。 二月の太陽は、健康な若人のやうに晴やかに笑つてゐる。そのきらきらする光を両肩から背一杯にうけてゐると、身体中が日向臭く膨らんで、とろとろと居睡でもしたいやうな気持にな …
著者
薄田泣菫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約2時間19分(500文字/分)
朗読目安時間
約3時間52分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
覚
(
めざ
)
拗
(
ち
)
表面
(
うはつら
)
啄
(
つひば
)
機
(
はづ
)
間
(
なか
)
斜
(
しや
)
燻
(
た
)
鷦鷯
(
せうれう
)
化粧
(
めかし
)
乱
(
らう
)
泥土
(
つちひぢ
)
日光
(
ひのひかり
)
鸛
(
かうのとり
)
鋸屑
(
をがくづ
)
間
(
ひま
)
伏
(
ふさ
)
懶
(
だら
)
拗
(
ねぢ
)
畢
(
を
)
昵懇
(
じつこん
)
達
(
とど
)
阿父
(
おやぢ
)
鷦鷯
(
さざい
)
顆
(
つぶ
)
伴
(
つれ
)
抵抗
(
てむかひ
)
火焔
(
ほのほ
)
表情
(
かほつき
)
茯苓
(
ぶくりやう
)
頑
(
かたくな
)
堯
(
げう
)
大頭
(
おほあたま
)
水量
(
みづかさ
)
閉
(
た
)
崩
(
かく
)
疎
(
まばら
)
幽邃
(
いうすい
)
怕
(
こは
)
辛抱
(
がまん
)
片目
(
めつかち
)
温
(
ぬる
)
触
(
さは
)
濃
(
こまや
)
温石
(
おんじやく
)
竈馬
(
かまどうま
)
合薬
(
あひぐすり
)
匕首
(
あひくち
)
禅定
(
ぜんぢやう
)
沈静
(
おちつき
)
削屑
(
けづりくづ
)
阿母
(
おふくろ
)
夙
(
はや
)
睨
(
ね
)
鰆
(
さはら
)
気忙
(
きぜは
)
疼
(
いた
)
鉄砧
(
かなとこ
)
畢
(
をは
)
予
(
かね
)
強者
(
つはもの
)
生身
(
いきみ
)
徒渉
(
かちわた
)
御感
(
ぎよかん
)
心
(
しん
)
念
(
おも
)
性
(
たち
)
毛毬
(
いが
)
琅玕
(
らうかん
)
王戎
(
わうじゆう
)
槐
(
ゑんじゆ
)
挘
(
も
)
擽
(
くす
)
片
(
きれ
)
亥
(
ゐ
)
楚
(
ずわえ
)
侮蔑
(
さげすみ
)
佝僂
(
くる
)
旬
(
しゆん
)
余裕
(
ゆとり
)
熱
(
ほて
)
濁酒
(
にごりざけ
)
鼹鼠
(
もぐらもち
)
蓼
(
たで
)
許由
(
きよいう
)
葷菜
(
くんさい
)
莟
(
つぼみ
)
荷嵩
(
にかさ
)
背後
(
うしろ
)
羯皷
(
かつこ
)
羽含
(
はぐく
)
老人
(
としより
)
耻
(
は
)
肌理
(
きめ
)
舷
(
ふなばた
)
苦
(
にが
)
花盞
(
はなざら
)
苫
(
とま
)
膩
(
あぶら
)
背馳
(
はいち
)