“羽含”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はぐく66.7%
はぐゝ16.7%
ほぐく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
羽含はぐくみ育て、朝に夕に、その伸びゆく姿を見るほど、世の中に心清くも、頼もしく、また愛を感じさせられるものはないからである。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
家庭の風波の渦巻の中で私は雪子の面影を抱いて己を羽含はぐゝんだ。雪子はまだ高等小学の一年生で、私の家から十町と隔たらない十王堂の高い石段の下の栗林の中に彼女の家はあつた。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
「戀」はひとりぞ羽含ほぐくまめ。
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)