“強者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つわもの60.6%
つはもの12.1%
したたかもの9.1%
きょうしゃ6.1%
いかもの3.0%
きやうしや3.0%
さるもの3.0%
シリヨン3.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
目を見合せては流石に哀れに堪兼ねて立退くものもあったが、鳴き居るは、などとかえって興じ笑いつつ猶もむしり立てる強者つわものもあった。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
これまでのあいだ、敵もむなしく見ていたわけではない。主将は、木曾方でも聞えのある根井行親ゆきちかだし、部下にも強者つわものは少なくなかった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あるひは娘共むすめども仰向あふむけてゐる時分じぶんに、うへから無上むしゃう壓迫おさへつけて、つい忍耐がまんするくせけ、なんなく強者つはものにしてのくるも彼奴きゃつわざ
「それがしが帝に随身し奉つたは、天下無双の強者つはものは帝ぢやと承つた故でおぢやる。しかるにその帝さへ、悪魔ぢやぼには腰を曲げられるとあるなれば、それがしはこれよりまかり出でて、悪魔ぢやぼの臣下と相成らうず。」とわめきながら
きりしとほろ上人伝 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
かみさんは新宿あたりのあがりもの(遊女の)で、強者したたかものだった。
美人局つつもたせで産を成したという、強者したたかもの
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
また、強者きょうしゃに虐殺された死屍、腐れてついばまれる胴体、
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
一人いちにん強者きょうしゃただ出よ秋の風
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
三郎は、昼酒にまッ赤になっていた。兄弟中での強者いかものらしい風貌である。柳斎に大杯をさし向けて、
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
げに君達の名は強者きやうしやなり。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
へどもてどもてき強者さるものふたゝする七隻しちせき堅艦けんかん怒濤どたう逆卷さかまき、かぜれて、血汐ちしほみたる海賊かいぞく旗風はたかぜいよ/\するどく、たけく、このたゝかひ何時いつしともおぼえざりしとき