“堅艦”の読み方と例文
読み方割合
けんかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
へどもてどもてき強者さるものふたゝする七隻しちせき堅艦けんかん怒濤どたう逆卷さかまき、かぜれて、血汐ちしほみたる海賊かいぞく旗風はたかぜいよ/\するどく、たけく、このたゝかひ何時いつしともおぼえざりしとき
あかつきの光にうき出してくる山のような堅艦けんかん! 六十門の十五サンチ砲はいまにも火を吹きそうな恰好でぐっと砲口を天に向け、霧のながれにつつまれた前檣まえほばしらやぐらは、見るからに堂々としていかめしい。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
われこそはおと名高なだか印度洋インドやう大海賊船だいかいぞくせんなり、なんぢ新造軍艦しんざうぐんかんうばはんとて此處こゝつこと久矣ひさしすみやか白旗はくきてゝその軍艦ぐんかん引渡ひきわたさばよし躊躇ちうちよするにおいては、われに七せき堅艦けんかんあり