“堅牢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんろう88.9%
けんらう8.3%
しつかり2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三根夫が撮影録音してきたフィルムによって、天蓋の堅牢けんろうさが、想像していたいじょうにすごいものであることがわかったのだ。
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)
爾來じらい日本建築にほんけんちく漸次ぜんじ進歩しんぽして堅牢けんらう精巧せいかうなものをしやうずるにいたつたが、これは高級建築かうきふけんちく必然的條件ひつぜんてきでうけんとしてあらはれたので、地震ぢしん考慮かうりよしたためではない。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
窓も四角である。只四隅と入口が丸い。是はやぐら片取かたどつたんだらう。御城丈に堅牢しつかりしてゐる。法文科見た様に倒れさうでない。何だかせいひくい相撲取に似て居る。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)