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堅牢
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けんらう
ふりがな文庫
“
堅牢
(
けんらう
)” の例文
爾來
(
じらい
)
日本建築
(
にほんけんちく
)
は
漸次
(
ぜんじ
)
に
進歩
(
しんぽ
)
して
堅牢
(
けんらう
)
精巧
(
せいかう
)
なものを
生
(
しやう
)
ずるに
至
(
いた
)
つたが、これは
高級建築
(
かうきふけんちく
)
の
必然的條件
(
ひつぜんてきでうけん
)
として
現
(
あらは
)
れたので、
地震
(
ぢしん
)
を
考慮
(
かうりよ
)
したためではない。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
それは
四面
(
しめん
)
の
鐵檻
(
てつおり
)
の
堅牢
(
けんらう
)
なる
上
(
うへ
)
にも
堅牢
(
けんらう
)
ならん
事
(
こと
)
を
望
(
のぞ
)
んで、
如何
(
いか
)
に
力強
(
ちからつよ
)
き
敵
(
てき
)
が
襲
(
おそひ
)
來
(
きたつ
)
ても、
决
(
けつ
)
して
車中
(
しやちう
)
の
安全
(
あんぜん
)
を
害
(
がい
)
せられぬ
爲
(
ため
)
の
特別
(
とくべつ
)
の
注意
(
ちうゐ
)
である
相
(
さう
)
な。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
斯う云ふやうな沿革を經て來て、さうして今日の假名遣改正の問題が出て參りまして、頗る
堅牢
(
けんらう
)
な性質の運動になつて來たやうに思ひます。先づ斯う云ふ沿革だと自分は思つて居ります。
仮名遣意見
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
堅牢
(
けんらう
)
なる
鐵
(
てつ
)
の
檻
(
おり
)
をもつて
圍繞
(
かこ
)
まれ、
下床
(
ゆか
)
は
彈力性
(
だんりよくせい
)
を
有
(
いう
)
するクロー
鋼板
(
かうばん
)
で、
上部
(
じやうぶ
)
は
半面
(
はんめん
)
鐵板
(
てつぱん
)
に
蔽
(
おほ
)
はれ、
半面
(
はんめん
)
鐵檻
(
てつおり
)
をもつて
作
(
つく
)
られ、
鐵車
(
てつしや
)
は
都合
(
つごう
)
十二の
車輪
(
くるま
)
を
備
(
そな
)
へ、
其内
(
そのうち
)
六
個
(
こ
)
は
齒輪車
(
しりんしや
)
で
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
此
(
この
)
車輪
(
しやりん
)
を
運轉
(
うんてん
)
する
動力
(
どうりよく
)
は、
物理學上
(
ぶつりがくじやう
)
の
種々
(
しゆ/″\
)
なる
原則
(
げんそく
)
を
應用
(
おうよう
)
せる、
極
(
きは
)
めて
巧緻
(
こうち
)
なる
自轉
(
じてん
)
の
仕組
(
しくみ
)
にて、
車内
(
しやない
)
前部
(
ぜんぶ
)
の
機械室
(
きかいしつ
)
には「ノルデン、インヂン」に
髣髴
(
ほうふつ
)
たる、
非常
(
ひじやう
)
に
堅牢
(
けんらう
)
緻密
(
ちみつ
)
なる
機械
(
きかい
)
の
設
(
まう
)
けありて
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
“堅牢”の意味
《名詞》
堅牢(けんろう)
建造物などがしっかりして強いこと。
(出典:Wiktionary)
堅
常用漢字
中学
部首:⼟
12画
牢
漢検準1級
部首:⽜
7画
“堅牢”で始まる語句
堅牢地神