“鐵檻”の読み方と例文
新字:鉄檻
読み方割合
てつおり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは四面(しめん)の鐵檻(てつおり)の堅牢(けんらう)なる上(うへ)にも堅牢(けんらう)ならん事(こと)を望(のぞ)んで、如何(いか)に力強(ちからつよ)き敵(てき)が襲(おそひ)來(きたつ)ても、决(けつ)して車中(しやちう)の安全(あんぜん)を害(がい)せられぬ爲(ため)の特別(とくべつ)の注意(ちうゐ)である相(さう)な。
此時(このとき)、二名(にめい)の水兵(すいへい)は、私(わたくし)の命(めい)に從(したが)つて、犬(いぬ)を抱(いだ)いて、鐵階(てつかい)を登(のぼ)つた、鐵檻(てつおり)の車(くるま)の上(うへ)からは前(まへ)にもいふ樣(やう)に、砂(すな)すべりの谷(たに)の外(そと)へ飛出(とびで)る事(こと)の出來(でき)るのである。
鐵檻(てつおり)の車(くるま)の出入口(でいりぐち)は、不思議(ふしぎ)にも車室(しやしつ)の頂上(てうじやう)に設(まう)けられて、鐵梯(てつてい)を傳(つた)つて屋根(やね)から出入(でいり)する樣(やう)になつて居(を)る。