“車中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃちゅう50.0%
しやちう25.0%
しやちゆう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あんたは戦争せんそうにいってきなすったか。」とはなしかけました。車中しゃちゅうひとはみんな秀作しゅうさくさんのかおをみました。
しらかばの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それは四面しめん鐵檻てつおり堅牢けんらうなるうへにも堅牢けんらうならんことのぞんで、如何いか力強ちからつよてきおそひきたつても、けつして車中しやちう安全あんぜんがいせられぬため特別とくべつ注意ちうゐであるさうな。
たゞ一人心細き旅路にのぼりけるに、車中しやちゆう片岡直温かたをかちよくをんあによめ某女ぼうぢよ同行どうかうせられしに逢ひ、同女が嬰児えいじふところに抱きて愛撫あいぶ一方ひとかたならざる有様を目撃するにつけても、他人の手に愛児を残す母親の浅ましさ
母となる (新字旧仮名) / 福田英子(著)