“しやちゆう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
砂中50.0%
車中50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし黄金は砂中しやちゆうに在つて人間の手に触れない方が黄金の質をけがさないで好い。詩は詩人の心に生きてさへ居れば満足であらうとヌエはつけ足した。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
たゞ一人心細き旅路にのぼりけるに、車中しやちゆう片岡直温かたをかちよくをんあによめ某女ぼうぢよ同行どうかうせられしに逢ひ、同女が嬰児えいじふところに抱きて愛撫あいぶ一方ひとかたならざる有様を目撃するにつけても、他人の手に愛児を残す母親の浅ましさ
母となる (新字旧仮名) / 福田英子(著)