“しゃちゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
車中66.7%
車冑33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あんたは戦争せんそうにいってきなすったか。」とはなしかけました。車中しゃちゅうひとはみんな秀作しゅうさくさんのかおをみました。
しらかばの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
昨夜さくや叔父おじさんが、荷物にもつって、停車場ていしゃじょうまでおくってくれました。けると、汽車きしゃは、広々ひろびろとした平野へいやなかはしっていました。車中しゃちゅうには、ねむそうなかおをしたおとこおんなっていました。
花の咲く前 (新字新仮名) / 小川未明(著)
もうやむを得ません、この上は車冑しゃちゅうに謀略をさずけて、玄徳を今のうちに討つあるのみです
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
徐州の城には、さきに曹操が一時的にとどめておいた仮の太守車冑しゃちゅうが守っていた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
車冑しゃちゅうもさるものである。陳登にせかれたりおどかされたりしても
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)