“しやちう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
社中66.7%
車中33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二三日(にさんにち)經(た)つて、弴(とん)さんに此(こ)の話(はなし)をした。丁(ちやう)ど其日(そのひ)、同(おな)じ白樺(しらかば)の社中(しやちう)で、御存(ごぞん)じの名歌集(めいかしふ)『紅玉(こうぎよく)』の著者(ちよしや)木下利玄(きのしたりげん)さんが連立(つれだ)つて見(み)えて居(ゐ)た。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
此(こ)の新著百種(しんちよひやくしゆ)の編輯上(へんしうじやう)の関係からです、それから又(また)此(こ)の編輯時代(へんしうじだい)に四人(よにん)の社中(しやちう)を得(え)た、武内桂舟(たけのうちけいしう)、広津柳浪(ひろつりうらう)、渡部乙羽(わたなべおとは)、外(ほか)に未(ま)だ一人(ひとり)故人(こじん)に成(な)つた中村花痩(なかむらくわさう)
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
此(この)人は我楽多文庫(がらくたぶんこ)の第(だい)二期(き)の頃(ころ)既(すで)に入社して居(ゐ)たのであるが、文庫(ぶんこ)には書いた物を出さなかつた、俳諧(はいかい)は社中(しやちう)の先輩(せんぱい)であつたから、戯(たはむれ)に宗匠(そうせう)と呼(よ)んで居(ゐ)た、神田(かんだ)の五十稲荷(ごとふいなり)の裏(うら)に住(す)んで
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
此(この)人の紹介(せうかい)で社中(しやちう)に加はる事になつたのでした、其頃(そのころ)巌谷(いはや)は独逸協会学校(どいつけふくわいがくかう)に居(ゐ)まして、お坊(ばう)さんの成人(せいじん)したやうな少年で、始(はじめ)て編輯室(へんしうしつ)に来たのは学校の帰途(かへり)で、黒羅紗(くろらしや)の制服(せいふく)を着て居(ゐ)ました
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
それは四面(しめん)の鐵檻(てつおり)の堅牢(けんらう)なる上(うへ)にも堅牢(けんらう)ならん事(こと)を望(のぞ)んで、如何(いか)に力強(ちからつよ)き敵(てき)が襲(おそひ)來(きたつ)ても、决(けつ)して車中(しやちう)の安全(あんぜん)を害(がい)せられぬ爲(ため)の特別(とくべつ)の注意(ちうゐ)である相(さう)な。
『用意(ようゐ)!。』と武村兵曹(たけむらへいそう)が叫(さけ)ぶと、二名(にめい)の水兵(すいへい)は車中(しやちう)の大旅櫃(だいトランク)の中(なか)から、一個(いつこ)の黒色(こくしよく)の函(はこ)を引出(ひきだ)して來(き)た。此(この)函(はこ)の中(なか)には、數(すう)十個(こ)の爆裂彈(ばくれつだん)が入(はい)つて居(を)るのである。
ズボンは滅茶苦茶(めちやくちや)に引裂(ひきさ)かれ、片足(かたあし)の靴(くつ)は無殘(むざん)に噛取(かみと)られて、命(いのち)から/″\車中(しやちう)に轉(まろ)び込(こ)んだ。