“黒羅紗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くろらしゃ66.7%
くろらしや22.2%
くろラシャ5.6%
くろラシヤ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寺の内外は水を打ったようにしずまった。箕浦は黒羅紗くろらしゃの羽織に小袴こばかまを着して、切腹の座に着いた。介錯人馬場は三尺隔てて背後に立った。
堺事件 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
金六が懷ろから出して見せたのはその頃では申分のない贅澤とされた、黒羅紗くろらしやの懷ろ煙草入、銀延ぎんのべの細い煙管まで添へてあつたのです。
野暮くさい束髪頭の黒羅紗くろラシャのコオトにくるまって、天鵞絨ビロードの肩掛けをした、四十二三のでぶでぶした婦人のあから顔が照らし出されていたが、細面ほそおもの、ちょっときりりとした顔立ちの洋服の紳士が
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
はかますそが五六すんしかないくらゐなが黒羅紗くろラシヤのマントのぼたんはづしながら
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)