“黒雲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くろくも83.3%
こくうん14.6%
くろぐも2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あとから、かみなりおといかけるようにきこえたのです。ふりくと、もはや野原のはらのかなたは、うず黒雲くろくものうちにつつまれていました。
曠野 (新字新仮名) / 小川未明(著)
その雪途ゆきみちもやゝ半にいたりし時猛風まうふうにはかにおこり、黒雲こくうんそら布満しきみち闇夜あんやのごとく、いづくともなく火の玉飛来りくわんの上におほひかゝりし。
そのあくる日は、空が黒雲くろぐもにとざされた、うす暗い日でした。
夜光人間 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)