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黒雲
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こくうん
ふりがな文庫
“
黒雲
(
こくうん
)” の例文
その
雪途
(
ゆきみち
)
もやゝ半にいたりし時
猛風
(
まうふう
)
俄
(
にはか
)
におこり、
黒雲
(
こくうん
)
空
(
そら
)
に
布満
(
しきみち
)
て
闇夜
(
あんや
)
のごとく、いづくともなく火の玉飛来り
棺
(
くわん
)
の上に
覆
(
おほひ
)
かゝりし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
天
耶
(
か
)
、
時
(
とき
)
耶、燕王の胸中
颶母
(
ばいぼ
)
まさに動いて、
黒雲
(
こくうん
)
飛ばんと欲し、
張玉
(
ちょうぎょく
)
、
朱能
(
しゅのう
)
等
(
ら
)
の猛将
梟雄
(
きょうゆう
)
、眼底紫電
閃
(
ひらめ
)
いて、雷火発せんとす。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
ただそういう景色だけ見ても随分素晴らしいものですが、時に
黒雲
(
こくうん
)
飛んで大風起ると同時に、湖面は大なる波濤を揚げて愉快なる音響を発します。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
けれど、徐々に、片手に剣をさげた武蔵の姿が、
沛雨
(
はいう
)
をつつんだ一
朶
(
だ
)
の
黒雲
(
こくうん
)
のように、敵の
心
(
しん
)
へ、やがて降りかかるものを、恐怖させていたことは
慥
(
たし
)
かである。
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「しかしこの怪事件について、博士はじぶんの上に
疑惑
(
ぎわく
)
の
黒雲
(
こくうん
)
を、呼びよせるようなことをしている」
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
見
(
み
)
よ、
巨浪
(
なみ
)
は
怒
(
いか
)
りて
天
(
てん
)
を
挐
(
さ
)
き。
黒雲
(
こくうん
)
低
(
ひく
)
く
海
(
うみ
)
に
埀
(
た
)
る。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
その
雪途
(
ゆきみち
)
もやゝ半にいたりし時
猛風
(
まうふう
)
俄
(
にはか
)
におこり、
黒雲
(
こくうん
)
空
(
そら
)
に
布満
(
しきみち
)
て
闇夜
(
あんや
)
のごとく、いづくともなく火の玉飛来り
棺
(
くわん
)
の上に
覆
(
おほひ
)
かゝりし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
龍
(
りう
)
は
眠
(
ねむ
)
れる
日本海
(
につぽんかい
)
。
黒雲
(
こくうん
)
飛
(
と
)
べる
東洋
(
とうやう
)
の。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
黒
常用漢字
小2
部首:⿊
11画
雲
常用漢字
小2
部首:⾬
12画
“黒雲”で始まる語句
黒雲母