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朶
ふりがな文庫
“朶”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
だ
61.3%
たぶ
12.9%
た
6.5%
あーち
3.2%
えだ
3.2%
たぼ
3.2%
はなびら
3.2%
はら
3.2%
ダ
3.2%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だ
(逆引き)
あまり結構でない煙草の煙が、風のない庭にスーツと棚引くと、形ばかりの糸瓜の棚に、一
朶
(
だ
)
の雲がゆら/\とかゝる風情でした。
銭形平次捕物控:112 狐の嫁入
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
朶(だ)の例文をもっと
(19作品)
見る
たぶ
(逆引き)
「額広く鼻は高く、きれの長い末上りのきつい目、
朶
(
たぶ
)
の無いような耳、おとがい細く一体に面長で、
上髭
(
うわひげ
)
薄く、
下鬚
(
したひげ
)
疎
(
まば
)
らに、身のたけはすらりと高い方で。」
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
朶(たぶ)の例文をもっと
(4作品)
見る
た
(逆引き)
まして伊達政宗が連年血を流し汗を
瀝
(
したた
)
らして切取った上に拠ったところの地で、いやいやながら差出したところであり、人情として
涎
(
よだれ
)
を垂らし
頤
(
あご
)
を
朶
(
た
)
れて居るところである
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
朶(た)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
あーち
(逆引き)
神官の家であるから、彼らは特に弓の稽古をしていて、社の構内に
朶
(
あーち
)
が設けてあった。私もここで射てみたが、弓もやはり拙かった。
鳴雪自叙伝
(新字新仮名)
/
内藤鳴雪
(著)
朶(あーち)の例文をもっと
(1作品)
見る
えだ
(逆引き)
『三州志』などを見ると、加州藩では他の諸国で
出村
(
でむら
)
・
分郷
(
わけごう
)
・
枝村
(
えだむら
)
といい、越前で
朶
(
えだ
)
などといっていた小部落を垣内と公称し、何郷何箇村及び垣内幾箇処などと録している。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
朶(えだ)の例文をもっと
(1作品)
見る
たぼ
(逆引き)
スッカリ若返りにしておりましたので
一寸見
(
ちょっとみ
)
はフイ
嬢
(
ちゃん
)
よりも可愛いくれえで、フイ
嬢
(
ちゃん
)
とお揃いの前髪を垂らして両方の耳ッ
朶
(
たぼ
)
に大きな真珠をブラ下げた
娘
(
やつ
)
が、
翡翠
(
ひすい
)
色の
緞子
(
どんす
)
の服の間から
人間腸詰
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
朶(たぼ)の例文をもっと
(1作品)
見る
はなびら
(逆引き)
然
(
しか
)
れども
花
(
はな
)
開
(
ひら
)
いて
絢爛
(
けんらん
)
たり。
昌黎
(
しやうれい
)
植
(
う
)
うる
處
(
ところ
)
、
牡丹
(
ぼたん
)
もと
紫
(
むらさき
)
、
今
(
いま
)
は
白紅
(
はくこう
)
にして
縁
(
ふち
)
おの/\
緑
(
みどり
)
に、
月界
(
げつかい
)
の
採虹
(
さいこう
)
玲瓏
(
れいろう
)
として
薫
(
かを
)
る。
尚
(
な
)
ほ
且
(
か
)
つ
朶
(
はなびら
)
ごとに
一聯
(
いちれん
)
の
詩
(
し
)
あり。
奇
(
き
)
なる
哉
(
かな
)
、
字
(
じ
)
の
色
(
いろ
)
分明
(
ぶんみやう
)
にして
紫
(
むらさき
)
なり。
花間文字
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
朶(はなびら)の例文をもっと
(1作品)
見る
はら
(逆引き)
ガラッ八の八五郎が、
薫風
(
くんぷう
)
に
懐
(
ふとこ
)
ろを
朶
(
はら
)
ませながら、糸目の切れた
奴凧
(
やっこだこ
)
のように飛込んで来たのです。
銭形平次捕物控:277 和蘭の銀貨
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
朶(はら)の例文をもっと
(1作品)
見る
ダ
(逆引き)
さきものこらず、雲かとまがう万
朶
(
ダ
)
の桜、下には若草のみどりのしとね、上には紅の花の雲、花の香にようてかすむ月かげは欄干近くその姿をなげる。
錦木
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
朶(ダ)の例文をもっと
(1作品)
見る
朶
漢検1級
部首:⽊
6画
“朶”を含む語句
耳朶
一朶
粗朶
歯朶
万朶
千朶山房
麁朶
齒朶
海苔粗朶
粗朶垣
根粗朶
千朶
海苔疎朶
枝朶細工
麤朶
麁朶橋
歯朶子
海朶
祖朶
耳朶色
...
“朶”のふりがなが多い著者
伊東忠太
吉川英治
徳冨蘆花
幸田露伴
小栗虫太郎
アントン・チェーホフ
柳田国男
岡本かの子
野村胡堂
夢野久作