“根粗朶”の読み方と例文
読み方割合
ねそだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五軒目には人が住んでいたがうごめく人影の間に囲炉裡いろり根粗朶ねそだがちょろちょろと燃えるのが見えるだけだった。六軒目には蹄鉄屋ていてつやがあった。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
そしてまた囲炉裏座に帰って見ると、ちょろちょろと燃えかすれた根粗朶ねそだの火におぼろに照らされて、君の父上と妹とが炉縁ろぶちの二方に寝くるまっているのが物さびしくながめられる。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)