“炉縁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろぶち85.7%
ろべり7.1%
ろばた7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここで長幼の序が定まり、家長主婦の権威が確立するのみならず、火神の祭りも占問うらどいも、みなこの炉縁ろぶちの木の上で行われたのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
大きな囲炉裏いろりの中に仕込むもので、火を長く保たせるのに役立つといいます。四角なものまるいもの共にありますが、多くはその二つをつなぎ炉縁ろべりと五徳とを合せたようなものであります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
そこへ精米所の主人がやって来て、炉縁ろばた胡坐あぐらをかくと、そこにごろりと寝転んでいたお爺さんはじきに奥へ引込んで行った。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)