“炉口”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろぐち50.0%
プアネス50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ろう小屋の蒸炉むしろには、火がごうごうと燃えていた。従兄弟たちは、そのまえに行くと、めいめいに火かきや棒ぎれをにぎって、さきを争うように、炉口ろぐちにうずたかくなっている蝋灰をかきおこしはじめた。
次郎物語:02 第二部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
一方、機関助手の杉本は、ゴールデン・バットに炉口プアネスの火を点けてそいつを横ッちょにくわえると、油差を片手に鼻唄を唄いながら鉄梯子タラップを降りて行ったんです。
とむらい機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)