“炉部屋”の読み方と例文
読み方割合
ろべや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奥には——いや炉部屋ろべやの側の竹窓がある小さい部屋には、その道三秀龍が、窓べりにもたれて、往来のほうを見まもっているのだった。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『あに、炉部屋ろべやへ置いてくらっせ、そっちへ喰べにゆくでの。おっ母も、客人と一緒にらんせ。ちっとも、気がねは要らんおらの友達じゃげな』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おまけに小僕こしもべの命松丸が、炉部屋ろべやのとなりに、さんばらな童頭わっぱあたまだけを夜具から見せて、熱臭く寝こんでいた。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)