“下部屋”の読み方と例文
読み方割合
しもべや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それを、暫くしてから、ようやく本間定五郎さだごろうと云う小拾人こじゅうにんが、御番所ごばんしょから下部屋しもべやへ来る途中で発見した。そこで、すぐに御徒目付おかちめつけへ知らせる。
忠義 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
下部屋しもべやの戸ががらり勢いよくあく音がして、まもなく庭場の雨戸ががらがら二、三枚ずつ一度に押しあける音がする。
隣の嫁 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
縁者どもはしきりと辞退しぬいていたが、まさか、眼上の年老としとったお方達を下部屋しもべやへ寝かせて、そなたとわしが金屏きんびょうのうちにもやすめまい。無理に子連れの小母おばや御老人などを
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)