“御番所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごばんしょ60.0%
ごばんしよ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それを、暫くしてから、ようやく本間定五郎さだごろうと云う小拾人こじゅうにんが、御番所ごばんしょから下部屋しもべやへ来る途中で発見した。そこで、すぐに御徒目付おかちめつけへ知らせる。
忠義 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
夜中やちゅうそっと中川なかがわ御番所ごばんしょをくぐり抜けわざわざここまでやって参りました。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
六郎 急に大事の用が出來て、おれは御番所ごばんしよへ出なければならないから、井戸がへの方はまあ宜しく遣つてくれ。おゝ、さうだ。おまへにも用がある。
権三と助十 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
みづしづかときおほきつのりうそこしづんだやうで、かぜがさら/\とときは、胴中どうなかつてみづおもてうろこはしるで、おしろ様子やうすのぞけるだから、以前いぜんぬま周囲まはり御番所ごばんしよつた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)