“中川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なかがわ66.7%
なかがは16.7%
なかゞは16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丁度ちょうどその頃一竿いっかんを手にして長流に対する味を覚えてから一年かそこらであったので、毎日のように中川なかがわべりへ出かけた。
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
東京の水を論ずるに当つてまづこれを区別して見るに、第一は品川の海湾、第二は隅田川中川なかがは六郷川ろくがうがはの如き天然の河流、第三は小石川の江戸川、神田の神田川、王子の音無川おとなしがはの如き細流さいりう
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
今歳ことしのなつの避暑へきしよには伊香保いかほかんか磯部いそべにせんか、ひとおほからんはわびしかるべし、うしながら引入ひきいれる中川なかゞはのやどり手近てぢかくして心安こゝろやすところなからずやと
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)