“なかがわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
中川44.4%
那珂川33.3%
中革11.1%
那河川11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渋江氏の一行は本所二つ目橋のほとりから高瀬舟たかせぶねに乗って、竪川たてかわがせ、中川なかがわより利根川とねがわで、流山ながれやま柴又しばまた等を経て小山おやまいた。江戸をることわずかに二十一里の路に五日をついやした。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
私の生家は福岡市の真中を流れて、博多湾に注いでおります那珂川なかがわの口の三角洲の上にありました。
押絵の奇蹟 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
洗水盤みたらしの石を発止はっしと打つと、竹刀の中革なかがわ先革さきがわ物打ものうちのあたりがポッキと折れる。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
一同は一足お先に那河川なかがわに架けたる橋を渡り、河畔の景色けいしょくき花月旅店りょてんに着いて待っていると、もなく杉田先生得意満面、一行の荷物を腕車わんしゃに満載してやって来た。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)