“物打”の読み方と例文
読み方割合
ものうち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
調子に乗ったピグミーは、刀の物打ものうちのところまで上って、身を以てからみついたから竜之助が、その刀を一振り振りました。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
仏頂寺弥助は、ついに長い刀の物打ものうちの上あたりを半紙でつかんで、左の手で襟を押しひろげて、その腹を撫ではじめました。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
洗水盤みたらしの石を発止はっしと打つと、竹刀の中革なかがわ先革さきがわ物打ものうちのあたりがポッキと折れる。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)