“六郷川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろくごうがわ80.0%
ろくがうがは20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
面白くはやりし一座もたちましらけて、しきりくゆらす巻莨まきたばこの煙の、急駛きゆうしせる車の逆風むかひかぜあふらるるが、飛雲の如く窓をのがれて六郷川ろくごうがわかすむあるのみ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
そして坂上でちょっと馬を止めて「唯今ただいま六郷川ろくごうがわを挟んで彼我ひが交戦中であるが、何時いつあの線が破れるかもしれないから、皆さんその準備を願います」
流言蜚語 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
東京の水を論ずるに当つてまづこれを区別して見るに、第一は品川の海湾、第二は隅田川中川なかがは六郷川ろくがうがはの如き天然の河流、第三は小石川の江戸川、神田の神田川、王子の音無川おとなしがはの如き細流さいりう
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)