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佗
ふりがな文庫
“佗”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
わび
60.0%
わ
36.6%
さび
1.4%
わびし
0.7%
た
0.7%
ワ
0.7%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わび
(逆引き)
まだ幼稚園の冬子はその時間中相手になってくれる人がないので、仲間はずれの
佗
(
わび
)
しさといったようなものを感じているらしかった。
小さな出来事
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
佗(わび)の例文をもっと
(50作品+)
見る
わ
(逆引き)
凡てに縁遠いような自分の姿が
佗
(
わ
)
びしく顧みられた。そして面倒くさかった。為すべきこと、在るべきことが、面倒くさかった。
生あらば
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
佗(わ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
さび
(逆引き)
しかし、彼女は青磁のリノリウムに花の浮いた波浪をつくると、突然、
佗
(
さび
)
しさを堪えた悲しみの
堰
(
せき
)
がこわれるのだ。
東京ロマンティック恋愛記
(新字新仮名)
/
吉行エイスケ
(著)
佗(さび)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
わびし
(逆引き)
果して人の
入来
(
いりき
)
て、
夕餉
(
ゆふげ
)
の
設
(
まうけ
)
すとて
少時
(
しばし
)
紛
(
まぎら
)
されし後、二人は
謂
(
い
)
ふべからざる
佗
(
わびし
)
き無言の中に
相対
(
あひたい
)
するのみなりしを、荒尾は始て高く
咳
(
しはぶ
)
きつ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
佗(わびし)の例文をもっと
(1作品)
見る
た
(逆引き)
何
(
なん
)
ぞかへつて
自
(
みづか
)
ら
色
(
いろ
)
に
迷
(
まよ
)
ふことをなして、
佗
(
た
)
の
女子
(
ぢよし
)
を
愛戀
(
あいれん
)
し、
剩
(
あまつさ
)
へ
關帝
(
くわんてい
)
の
髯
(
ひげ
)
に
紅
(
べに
)
を
塗
(
ぬ
)
る。
言語道斷
(
ごんごだうだん
)
ぢやと。
既
(
すで
)
に
竹
(
たけ
)
の
籠
(
かご
)
を
作
(
つく
)
らしめ、これに
盛
(
も
)
りて
江
(
え
)
の
中
(
なか
)
に
沈
(
しづ
)
めんとす。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
佗(た)の例文をもっと
(1作品)
見る
ワ
(逆引き)
都から来た人たちの中、
何時
(
イツ
)
までこの山陰に、春を起き
臥
(
フ
)
すことか、と
佗
(
ワ
)
びる者が殖えて行つた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
佗(ワ)の例文をもっと
(1作品)
見る
佗
漢検1級
部首:⼈
7画
“佗”を含む語句
佗住居
佗国
佗住
待佗
門佗
佗人
跋難佗
華佗巷
華佗
思佗
心佗
佗田
佗牢人
佗波古
佗暮
佗年月
佗助
“佗”のふりがなが多い著者
谷崎潤一郎
高浜虚子
樋口一葉
泉鏡太郎
夏目漱石
吉川英治
梅崎春生
泉鏡花
ロマン・ロラン
堀辰雄