“金屏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんびょう66.7%
きんぺい14.3%
きんびゃう4.8%
きんびやう4.8%
きんべい4.8%
きんべう4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正面には高さ四尺の金屏きんびょうに、三条さんじょう小鍛冶こかじが、異形いぎょうのものを相槌あいづちに、霊夢れいむかなう、御門みかど太刀たちちょうと打ち、丁と打っている。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
すばらしい金屏きんぺいや、とこの唐美人図や、違い棚の豪奢ごうしゃをきわめた置物、飾物を眺めたとき、弱まった気持を、ふたたび緊張させることが出来た。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
金屏きんびゃうのかくやくとして牡丹かな
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
かねが涙ながら來し頃は早暮て、七間間口に並びしてふちんもん並の附合つきあひも廣く、此處一町はやみの夜ならず金屏きんびやうの松盛ふる色を示前に支配人のたちつ居つ
うづみ火 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
ラヂオは傳へる式殿の森嚴しんげんを、目もあやなる幢幡どうばん、銀の鉾射光ほこ・しやくわうたまを。嚠喨りうりやうと鳴りわたる君が代の喇叭らつぱ金屏きんべうの前に立たします。
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)