“きんぺい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
金屏30.0%
金瓶30.0%
金幣20.0%
金平20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
燈火ともしび金屏きんぺいに栄えている。円窓の障子に薄蒼く、月の光が照っている。馨しい焚物の匂いがして、唐金の獅子型の香炉から、細々と煙が立っている。
血ぬられた懐刀 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
富貴ふっき楼お倉、有明ゆうめい楼おきく、金瓶きんぺい今紫いまむらさきは明治の初期の美女代表で、あわせて情史をつづっている。
明治大正美人追憶 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
金幣きんぺい馬標うまじるしをとりかえして来た少年水野の如きは、退却に際しても、何の理窟もこねなかったが、諸将のうちには、岐阜帰着後も、こんどの引揚げと、その犠牲に対して
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小さい太郎は、いちばんはじめに、いちばん近くの、桑畑くわばたけの中の金平きんぺいちゃんの家へゆきました。金平ちゃんの家には七面鳥を二かっていて、どうかすると、庭に出してあることがありました。
小さい太郎の悲しみ (新字新仮名) / 新美南吉(著)