“金幣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんぺい66.7%
きんへい33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、時すでに、堀秀政、小川佐平次らの先鋒隊は、狐塚を突破し、ささえに立つ柴田の将士には目もくれず、彼方へはし金幣きんぺい馬簾ばれん一つを各〻目がけて
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
金幣きんぺい馬標うまじるしをとりかえして来た少年水野の如きは、退却に際しても、何の理窟もこねなかったが、諸将のうちには、岐阜帰着後も、こんどの引揚げと、その犠牲に対して
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かくてはその災害さいがいを待つにおなじくして本意ほんいに非ざれば、今より毎年寸志すんしまでの菲品ひひんていすべしとて、その後はぼんくれ衣物いぶつ金幣きんへい、或は予が特に嗜好しこうするところの数種をえておくられたり。