“馬簾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばれん80.0%
バレン10.0%
うまじるし10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鼓手こしゅ邏卒らそつ馬簾ばれん軍監ぐんかん、乗り換え馬——小荷駄、物見、大荷駄おおにだなど、無慮七千五百騎ばかり、見る者をして頼もしさを抱かせた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
馬簾バレンつき、白塗り多面体の印をつけた、新しい物を考へに置いてかゝる事だけは、控へねばならぬ。
まといの話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ここへ金瓢きんぴょう馬簾うまじるしが上がると、城下の民は狂舞して、彼が船から城へ通る道すじへ溢れ出て来た。女も子供も年寄も土下座して迎えた。涙して顔をあげ得ない姿もある。歓呼して手を振るもあった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)