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兼
ふりがな文庫
“兼”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かね
53.4%
か
34.3%
けん
9.7%
が
0.8%
およ
0.4%
かねし
0.4%
がね
0.4%
カネ
0.4%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かね
(逆引き)
金眸は朝より
洞
(
ほら
)
に
籠
(
こも
)
りて、
独
(
ひと
)
り
蹲
(
うずく
)
まりゐる処へ、
兼
(
かね
)
てより
称心
(
きにいり
)
の、
聴水
(
ちょうすい
)
といふ
古狐
(
ふるぎつね
)
、
岨
(
そば
)
伝ひに雪踏み
分
(
わげ
)
て、
漸
(
ようや
)
く洞の入口まで来たり。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
兼(かね)の例文をもっと
(50作品+)
見る
か
(逆引き)
治良右衛門の命令に、
兼
(
か
)
ねて手筈が極めてあったのか、鮎子の手に
白刄
(
はくじん
)
がひらめいて、空中梯子の二本の繩が、プッツリ切断された。
地獄風景
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
兼(か)の例文をもっと
(50作品+)
見る
けん
(逆引き)
A院長
(
エーいんちょう
)
は、
居間
(
いま
)
で、これから一
杯
(
ぱい
)
やろうと
思
(
おも
)
っていたのです。そこへはばかるような
小
(
ちい
)
さい
跫音
(
あしおと
)
がして、
取
(
と
)
り
次
(
つ
)
ぎの
女中
(
じょちゅう
)
兼
(
けん
)
看護婦
(
かんごふ
)
が
入
(
はい
)
ってきて
三月の空の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
兼(けん)の例文をもっと
(23作品)
見る
▼ すべて表示
が
(逆引き)
「ついては
兼
(
か
)
ね
兼
(
が
)
ね御約束の通り、今日は一つ私にも、
不老不死
(
ふろうふし
)
になる仙人の術を教えて貰いたいと思いますが。」
仙人
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
兼(が)の例文をもっと
(2作品)
見る
およ
(逆引き)
「満野繁霜禾既収。今朝解任意悠悠。帯皇威去了其事。無一殛刑兼瘠溝。」〔満野繁霜禾既ニ収メ/今朝任ヲ解カレ意悠悠タリ/皇威ヲ帯ビテ
去
(
ゆ
)
キ其ノ事ヲ
了
(
お
)
ヘリ/一ノ殛刑
兼
(
およ
)
ビ瘠溝無シ〕
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
兼(およ)の例文をもっと
(1作品)
見る
かねし
(逆引き)
石本君、生別又
兼
(
かねし
)
死別時、僕は
慇懃
(
いんぎん
)
に袖を引いて再逢の
期
(
ご
)
を問ひはせん。君も敢てまたその事を云ひ給ふな。たゞ別れるのだ。別れて君は
郷国
(
くに
)
へ帰り、僕は遠い処へ行くまでだ。
雲は天才である
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
兼(かねし)の例文をもっと
(1作品)
見る
がね
(逆引き)
馴
(
な
)
らされた小者は、他への気
兼
(
がね
)
や、きまりのわるさなど、忘れてしまっているほど、おおかめさんが怖いのだ。
旧聞日本橋:23 鉄くそぶとり(続旧聞日本橋・その二)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
兼(がね)の例文をもっと
(1作品)
見る
カネ
(逆引き)
「
兼
(
カネ
)
る」と言つた芸風の人ではあつたが、芸の素質はさして広い人とは言へなかつた。「立役」はしても「
実悪
(
ジツアク
)
」を兼ることは絶対になかつた。
芝居の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
兼(カネ)の例文をもっと
(1作品)
見る
兼
常用漢字
中学
部首:⼋
10画
“兼”を含む語句
堪兼
待兼
兼好
兼吉
申兼
小兼
思兼
兼合
気兼
兼々
見兼
兼而
兼行
瀬尾太郎兼康
兼備
兼良
仕兼
兼好法師
昼夜兼行
出来兼
...
“兼”のふりがなが多い著者
三遊亭円朝
泉鏡太郎
江戸川乱歩
夏目漱石
水上滝太郎
木暮理太郎
海野十三
柳田国男
吉川英治
アントン・チェーホフ