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岨
ふりがな文庫
“岨”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
そば
76.5%
そわ
8.8%
そは
5.9%
そへ
2.9%
はば
2.9%
ソバ
2.9%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そば
(逆引き)
金眸は朝より
洞
(
ほら
)
に
籠
(
こも
)
りて、
独
(
ひと
)
り
蹲
(
うずく
)
まりゐる処へ、
兼
(
かね
)
てより
称心
(
きにいり
)
の、
聴水
(
ちょうすい
)
といふ
古狐
(
ふるぎつね
)
、
岨
(
そば
)
伝ひに雪踏み
分
(
わげ
)
て、
漸
(
ようや
)
く洞の入口まで来たり。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
岨(そば)の例文をもっと
(26作品)
見る
そわ
(逆引き)
いつの間にか跫音を忍ばせて、
岨
(
そわ
)
にテロルを加えた赤ら顔の水兵上りの看守が金網に胸をおっつけてこっちを覗いている。
刻々
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
岨(そわ)の例文をもっと
(3作品)
見る
そは
(逆引き)
河は
迂回
(
うくわい
)
して海に
灌
(
そそ
)
いでゐるので、
岨
(
そは
)
の下では甘い水と
鹹
(
から
)
い水とが出合つてゐるのである。
妄想
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
岨(そは)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
そへ
(逆引き)
天皇は吉野を出て宇治の奥、田原
ノ
里で、里人の情の
煨
(
ヤ
)
き栗・ゆで栗を
傍
(
カタ
)
山の
岨
(
そへ
)
に埋めて、わが身栄ゆるものならば、此栗生え出る様に、とうけひ給うたら、栗が生え出した。
愛護若
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
岨(そへ)の例文をもっと
(1作品)
見る
はば
(逆引き)
清潔
(
きれい
)
ずきで、身綺麗だった祖母に愛されたとはいえ、祖母はもう七十三歳にもなっていたので、抱きかかえての愛ではなく、そしてまた、祖母の昔気質から、もろもろのことを
岨
(
はば
)
まれもしたり
旧聞日本橋:25 渡りきらぬ橋
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
岨(はば)の例文をもっと
(1作品)
見る
ソバ
(逆引き)
幾すぢかの谿を行きつめた山の入りから、更に、うなじを反らして見あげる様な、
岨
(
ソバ
)
の鼻などに、さう言ふ村々はあつた。殊に
山陽
(
カゲトモ
)
の
丘根
(
ヲネ
)
の裾を占めて散らばつた、三河側の山家は寂しかつた。
山のことぶれ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
岨(ソバ)の例文をもっと
(1作品)
見る
岨
漢検準1級
部首:⼭
8画
“岨”を含む語句
岨道
嶮岨
岨路
片岨
岩岨
険岨
山岨
裏岨
渓岨
上岨
岨谷
谿岨
巖岨
岨立
岨畑
岨伝
岐岨古道記
岐岨
山間嶮岨
山岨道
...
“岨”のふりがなが多い著者
北原白秋
柳田国男
高浜虚子
幸田露伴
三好達治
斎藤茂吉
泉鏡太郎
島崎藤村
若山牧水
泉鏡花