若の字、又稚とも書く。此伝説は、五説経の一つ(この浄瑠璃を入れぬ数へ方もある)として喧伝せられてから、義太夫・脚本・読本の類に取り込まれた為に、名高くなつたものであらうが、あまりに末拡がりにすぎて、素朴な形は考へ難くなつてゐる。併し、最流行 …
著者 | 折口信夫 |
ジャンル | 社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話] |
初出 | 「土俗と伝説 第一巻第一―三号」1918(大正7年)8月~10月 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約30分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約50分(300文字/分) |