“弘計”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ヲケ60.0%
おけ20.0%
ヲケノ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弘計ヲケ王の室ほぎの寿詞は、恐らく世間一般に行はれて居た文句なのであらう。建て物の部分々々に詞を寄せて、家長の生命を寿して居る。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
すでに億計おけ弘計おけ二王子の潜邸せんていの御時にも、伊予の久米部くめべに属する一官人が、大嘗の供物くもつを集めに、播磨はりまの東隅の村まで来たという記事もある。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
顕宗天皇・仁賢天皇若くして、播磨の奥、縮見シジミの邑に隠れ居られた時、新嘗使ニヒナメツカヒとして、其家主細目の家を訪れた山部小楯を中心にした新室宴ニヒムロノウタゲに、弘計ヲケノ王の唱へられた「室寿詞」が伝つてゐる。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)