“弘前”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひろさき96.3%
フロサギ3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文字がよく示しますように、日本の一番奥のはては陸奥むつの国であります。県庁は青森市に在りますが、津軽つがる氏の居城は弘前ひろさきでありました。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
もし翰が持出した珍書の中にむかし弘前ひろさき医官渋江氏旧蔵のものがまじっていたなら、世の中の事はすべて廻り持であると言わなければならない。
梅雨晴 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
田打櫻タウヂざくらハナコでも、蕗臺バキヤタヂハナコでも、彼處アコ田畔タノクロガラ見れバ花見はなみコだデバせ。弘前フロサギ公園地こうゑんち觀櫻會くわんあうくわいだけヤエにお白粉しろいカマリコアポツポドするエンタ物でネエネ。フン! 二十六にじふろくオドタテ何ア目ぐせバ。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)