“初瀬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はせ63.2%
はつせ31.6%
ハセ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吉隠よなばり浪柴なみしば」は、大和磯城しき郡、初瀬はせ町の東方一里にあり、持統天皇もこの浪芝野なみしばぬのあたりに行幸あらせられたことがある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
初瀬はつせ吉野よしの宮古みやこの沈没などをも考えて、「はたして最後の勝利を占めることができるだろうか」という不安の念も起こった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
清平は、今度は、あべこべに辱しめられて、家に帰つて、御台所と相談して、初瀬ハセ寺の観音に、申し子を乞ふ事になる。
愛護若 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)