“初瀬留”の読み方と例文
読み方割合
はせとめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
始め若い者女子迄七八人近付ちかづきならんと惣纒頭そうばなうち江戸町一丁目玉屋内たまやうち初瀬留はせとめと云ふ娼妓おひらんあげほどなく妓樓ぢよろやともなはれ陽氣やうき酒宴しゆえんとこへ入りしが六之助は夫よりさき初瀬留を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ゆるし伊豆大島へ遠島ゑんたうつぎに煙草屋喜八はかまひなしつまかまひなし家主いへぬし平兵衞此度のはたらき町人には奇特きどくに付ほめおくみぎの通申わたされ双方さうはうけん落着らくちやくせりさて穀物屋こくものや吉右衞門は女郎初瀬留はせとめ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そへせがれ夫婦ふうふならびに喜八が是まであつ世話せわなりれいとしてつかはしまた吉原よしはら男藝者をとこげいしや五八は心實しんじつなる者故吉右衞門きちゑもんよろこびの餘りせがれいのちの親なりとがう禮金れいきん三百兩をおくまた初瀬留はせとめよりも衣類いるゐ其外目録もくろくにして委細ゐさいの文を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)