“妓樓”のいろいろな読み方と例文
新字:妓楼
読み方割合
あそびや20.0%
ぎろう20.0%
ぢようろや20.0%
ぢよろや20.0%
まがき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前にして遠く房總ばうそうの山々をのぞみ南は羽田はねだみさき海上かいじやう突出つきいだし北は芝浦しばうらより淺草の堂塔迄だうたふまではるかに見渡し凡そ妓樓あそびやあるにして此絶景ぜつけい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
戰爭の前、博多はかたの町に、かういふ設備を持つた、有名な妓樓ぎろうがありました。
さがしけるに吉原のくるわ第一の妓樓ぢようろやにて京町の三浦屋に米搗こめつきの口有り一ヶ年給金三兩にて住込すみこみ日毎ひごとに米をつくを以て身の勤めとはなしにける然るに物がたき傳吉は鄭聲ていせい音曲おんぎよく洞房どうばう花燭くわしよくたのしみを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
始め若い者女子迄七八人近付ちかづきならんと惣纒頭そうばなうち江戸町一丁目玉屋内たまやうち初瀬留はせとめと云ふ娼妓おひらんあげほどなく妓樓ぢよろやともなはれ陽氣やうき酒宴しゆえんとこへ入りしが六之助は夫よりさき初瀬留を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
忘る蓬莱ほうらい仙境せんきやうも斯るにぎはひはよも非じと云ふべき景況ありさまなれば萬八樓よりそれたる一同は大門内おほもんうち山口巴やまぐちともゑと云引手茶屋へをどこめば是は皆々樣御そろひで能うこそおいであられしぞ先々二階へいらつしやいと家内の者共喋々てふ/\しき世事の中にも親切しんせつらしく其所そこ其所こゝよと妓樓まがき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)