“妓夫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎふ45.5%
ぎゆう45.5%
ぎゅう9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はじめさんのお父さんは京一の仙州楼の本番口の妓夫ぎふをしていた。お母さんも家で、玩具問屋の註文の風船つくりの内職をして、家計を補っていた。
桜林 (新字新仮名) / 小山清(著)
三人が品川の宿しゅくへはいると、往来で三十前後の男に逢った。それが女郎屋の妓夫ぎゆうであることは一見して知られた。彼は熊蔵に挨拶した。
半七捕物帳:52 妖狐伝 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そうして、連れ込んだ先は山谷さんやの勝次郎という奴の家です。勝次郎はよし原の妓夫ぎゅうで、夜は家にいない。六十幾つになる半聾のおふくろ一人が留守番をしている。
半七捕物帳:56 河豚太鼓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)