“山口巴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やまぐちともえ33.3%
やまぐちともゑ33.3%
やまぐちどもえ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五百いおが藤堂家に仕えていた間に、栄次郎は学校生活にたいらかならずして、吉原通よしわらがよいをしはじめた。相方あいかた山口巴やまぐちともえつかさという女であった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
忘る蓬莱ほうらい仙境せんきやうも斯るにぎはひはよも非じと云ふべき景況ありさまなれば萬八樓よりそれたる一同は大門内おほもんうち山口巴やまぐちともゑと云引手茶屋へをどこめば是は皆々樣御そろひで能うこそおいであられしぞ先々二階へいらつしやいと家内の者共喋々てふ/\しき世事の中にも親切しんせつらしく其所そこ其所こゝよと妓樓まがき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
川長かわちょうへでも行っておまんまを喰いに一緒にけと仰しゃるから、お供をしてお飯を戴き、あれから腕車くるまを雇ってガラ/\/\と仲へ行って、山口巴やまぐちどもえのおしおとこあがって、大層お浮れなすって