“山口”の読み方と例文
読み方割合
やまぐち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌十六日は一行の中の、石本いしもと所長と松沢まつざわ山口やまぐち両氏ならびに観測所主任の水上みなかみ氏と四人が浅間に登山したが、自分と坪井つぼい氏とは登らなかった。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
彼は近所の山口やまぐちという医師の薬局生であった。わたしと別に懇意でもないが、湯屋なじみで普通の挨拶だけはするのであった。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
素人目しろうとめにも、こののぼり十五ちやう、五十六まがり十六けいまをして岩端いはばな山口やまぐち処々ところ/″\、いづれもかはる/″\、みづうみ景色けしきかはりますうちにも、こゝは一だんぞんじました。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)