“岩端”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いわはな33.3%
いわばな33.3%
いははた16.7%
いはばな16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まず山雲やまぐもと戦う 時に油然ゆうぜんとして山雲が起って来ますと大変です。修験者は威儀をつくろ儼乎げんこたる態度をもって岩端いわはな屹立きつりつします。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
岩端いわばなや、ここにも一人、と、納涼台すずみだいに掛けたように、其処そこに居て、さして来る汐をながめて少時しばらく経った。
海の使者 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
わたくしは不断倅共の中の一番若い奴を連れて、この道を通つて、平気でこの岩端いははたまで出たものです。だからあなたの御案内をしてまゐつたつて、こんなに草臥れる筈ではないのです。
うづしほ (新字旧仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
素人目しろうとめにも、こののぼり十五ちやう、五十六まがり十六けいまをして岩端いはばな山口やまぐち処々ところ/″\、いづれもかはる/″\、みづうみ景色けしきかはりますうちにも、こゝは一だんぞんじました。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)