“いわばな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巌端50.0%
岩端33.3%
岩鼻16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のう、便船びんせんしょう、便船しょう、と船をなぎさへ引寄せては、巌端いわばなから、松の下から、飜然々々ひらりひらりと乗りましたのは、魔がさしたのでござりましたよ。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
大阪組が岸へ出て船繰りをし、人間と荷物を痛めもせずに岩端いわばなにひきあげた。
藤九郎の島 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
てんじると、あぶなげな岩鼻いわばなをおろした、まつがありました。おなまつながら、あるものは、安全あんぜん平地へいちをおろしているし、こうして、たえずおびやかされるものもある。
雲のわくころ (新字新仮名) / 小川未明(著)